院長コラム1月号
食事をおいしくたべるには、歯やお口の中が健康である必要がありますが、
何といっても誰かと一緒におしゃべりしながらがよいです。
去年の暮れの押しせまった頃の食事会で年賀状の話題になり、
あのわずらわしさは大変なのでもう止めたいとか、はがき代が値上がりし84円になって金額が無視できないなど出したくないムードでした。
その一方で、人と人とのつながりのことを考えると、年一回のやりとりで
多少大変な作業ですが私の場合はやっておいてよかったと思っています。
毎年の如く、多くの人と年賀状のやりとりをさせてもらっていますが、
それを作成する時も受け取った年賀状を読むときも、長い時間が止まってその人とのお付き合いがよみがえります。
私のような後期高齢者の仲間入りをするような年齢になると、その内容は
喪中、年賀状は今年限り、仕事をおしまいにした、まだ仕事しているのか?
家族が増えたなどの近況報告です。
一年にたった一通だけの普通なら、なんだそれだけかというようなお知らせでも、今まで共に生きてきた証みたいなものがわいてきてほのぼのした気分になります。
人とのつながりは、たくさんあるその他の生きがいの中でも最も大事なものなのだと再確認させられます。今年も改めて、私の生活の中で関係のある多くの人との心のつながりをさらに大事にして、充実した一年に過ごそうと思っています。