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院長コラム10月号

院長コラム10月号

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先日学校歯科医をやらせてもらっている小学校で、お話しをしてきました。
年に2回、春と秋に歯科検診をしています。春の検診で虫歯や歯列不正を診て、秋にその結果をチェックするという具合です。
ちなみに今の小学生は、むし歯いっぱいのひと昔と違って、ほとんどと言っていい位、むし歯はありません。
歯並びの具合に多少増加がみられる程度です。

保健担当の先生がものすごく熱心に、子供たちの歯みがきと食事の仕方を指導しています。そんな先生達の前で、「ライオンが歯を失ったらどうなるか?」という質問をしてきました。まさか「ライオンはすぐに死んでしまう」という答えだとは思っていなかったようです。
人間は歯を失っても、食べ物を選べるし、調理して食べやすくする事もできます。しかし私はきちんと顎を動かして、自分の歯で食べる事が、生きている証だと思っています。それは咀嚼能力があると、良く噛め顎の動きは俊敏性・平衡感覚、姿勢などがよくなるので若々しくいられます。
逆に食べる力が衰えると運動機能が低下して、転びやすくなったり、心理的に自信や意欲を失うようになることが多くなります。
結果【健康寿命】が
短くなってしまいます。単に長生きするのではなく、心身ともに自立して天寿を全うしたいものです。
まさに歯は命といえます。

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