院長コラム9月号
私は、生活習慣病や風邪など簡単な病気は、自分で何とかする気持ちを持つことが大事だと思っています。
しかし、多くの人は何かあったらお医者さんへ直行します。悪いことではありませんが、問題はお医者さんにかかるかかり方です。
病気になるからには、病気になる原因があるはずです。
例えば転んで体が痛いと言う場合、普通は転ばないのになぜ転んでしまったのか?それが問題です。
その時、体力的に無理をしていなかったか、睡眠は取れていたか、精神的な悩みを抱えていないか、食事はきちんと取れていたか、薬や栄養剤でごまかしていなかったか、その薬に問題はなかったか、さらには年甲斐もなく無理はしていないかなどに、病気の原因が隠されています。
歯の治療でも、虫歯や歯を支える歯茎が腫れて痛くなるからには、その人の生活の中にちゃんと原因があり、見つけることができます。
その原因を考えずに、お医者さんに丸投げして、その場しのぎの薬を飲み、症状が取れたから治ったと思っていると、病気になった原因は取れていませんから、しばらくするとさらに重症になって、別の形で病気が出てきます。