院長コラム2月号
安行東小学校の学校歯科医をやって20数年、子供たちのお口の中を診させてもらっています。
当初は、子供の数と虫歯の数が多く、1クラス終わると、次のクラスがドドドーと入室してきて、とても活力がありました。それを1日
がかりで何とかこなしていましたが、現在は子供も虫歯も少なくて、半日以内でさらりと検診終了です。
確かに、子供が少ない。政府は今までの、一向に効果の上がらない少子化対策を強化して、子供庁なるものを作りました。子供を増やすための政策を掲げ、予算をつけています。
子供の教育の無償化とか、所得に関係なく18歳以下の子供にはお金を配るなどしています。
しかし、そのほとんどが借金ですね。これは将来返さなくてはいけないもの、そのための大変な苦労が待っている、それぐらいの事はみんな分かります。
確かに、今の子供を産める若い世代は、結婚願望も子供を持ちたいと言う希望も低いようです。日々の生活は一応満たされてはいるものの将来的には不安だと言う事ですね。今は楽だが、その後の事は安心安全では無いのです。これでは希望や夢は持てません。
しっかり働ける、借金しないで暮らせる世の中になりたいものです。