院長コラム12月号
世界一の高齢化社会になり、歯医者の役割がたいへん大きくなってきていると自覚しています。今、高齢者の病気になる人や、動けなくなって介護が必要になる人が増えています。そして2025年(3年後)には、医療費41兆円、介護費用18兆円かかるとみています。国の総予算は110兆円くらいなので、約半分を高齢者の為に使うことになります。ちなみに我国は、ロシア、中国、北朝鮮などから、圧迫されています。それに対応する予算は、3.4兆円程度しかありません。
もう歳だからといって、おとなしくならずに、よく食べてよく動いて欲しいのです。特に食べることは身体作り、動くエネルギーの元なので、たえずお口のケアをして、肉や硬いもの何でも噛める状態にしておくことが大事です。
今の進歩した歯科医療は、たとえ入れ歯でも痛くなく、何でも噛めるようにできます。つまり、歯科は病気にさせない、身体を弱らせない為の医療なのだと考えています。