院長コラム5月号
新聞やテレビなどマスコミの報道は予防の効果を上げるため、
最も感染対策を守りそうもない人を基準にお願いや警告ををしているように見えます。
例えば、コロナに感染して亡くなった人の数、重症になった人の数の増加など
最悪なケースを並べて、あなたもこうなるかもと報道しています。
これでは健康で丈夫な普通の人もコロナを恐れて生活が萎縮し、健康を害してしまいます。
しかし、ほとんどの人にとって新型コロナウィルスは感染力の強さに問題があるものの、
かかっても無症状かちょっと変だなぁと感じる程度の症状しか出ず、大丈夫なはずです。
では、なぜ人によって重症化するケースが出るのかと言うと、たまたまウィルスに
感染したときにその人の免疫力が落ちていたからと言うことになります。
例えば高齢で体力が弱っている、糖尿病等の余病がある、ずっと仕事で不眠不休で
疲れていた、暴飲暴食が続いてしまった、引きこもっていて運動不足であるなどの
人はコロナウィルスに負ける条件が出来てしまいます。
すなわち、コロナに関しては感染予防をきちんとすることも大事ですが、
普段通りの生活を心がけて、体力作りをし免疫力を上げてコロナを
乗り越えることがもっと大事だと考えます。