院長コラム9月号
口腔ケアは、かぜのウイルスや新型コロナウイルスの感染予防に効果があります。口は食べ物の入口だけでなく、細菌やウイルスの入口でもあります。
ある高齢者施設で、歯科医師や歯科衛生士が専門的な口腔ケアを実施したところ、通常の歯ブラシだけをした施設に比べ、インフルエンザの発症が
10分の1に抑えられたという報告があります。
私の医院では「予防歯科」という専門を設けて、そこで歯科衛生士という
口腔ケアのプロが、予防を希望する患者さんのケアをしています。
お口の中が自分で比較的きれいにできる患者さんは、4ヶ月に1度、定期的に来院していただきますが、心臓病や糖尿など、基礎疾患を持っている患者さんは、もっと期間を短くして来院して頂きます。中には一週間に一回、プロの
口腔ケアを受けないと気持ちが悪いといって通っている患者さんもいます。